お知らせ

ヒトiPS細胞の長期継代培養を可能とする無血清培養液の販売開始

2014年1月21日

1月21日より、ヒトiPS細胞用無血清培養液の販売と培養プロトコルの公開を開始致しました。本製品は自社開発・自社製造品であり、動物由来成分を完全に排除した無血清培養液です。

人工多能性細胞(iPS細胞)は再生細胞医療を大きく進展させるものと世界から注目されております。難病に苦しむ多くの患者様にこの細胞を利用していただくためには、iPS細胞の製造・加工工程の安全性を担保できる培養技術の開発が不可欠になっております。山中伸弥教授(京都大学CiRA)グループによるiPS細胞の発見以来、その培養のためには血清や動物由来タンパク質が多量に含まれた細胞培養液とマウス由来のフィーダー細胞を使う必要があるために、作られたiPS細胞の臨床利用における安全性の確保に大きな問題が有りました。

株式会社細胞科学研究所(Cell Science & Technology Institute Inc.)は京都大学iPS細胞研究所(CiRA)より提供されたヒトiPS(201B7)細胞を用いて、iPS細胞の無フィーダー培養と長期継代培養を可能とする新しい無血清培養液を開発し、販売を開始致しました。

【製品概要】

新規開発した培養液は、一般的な細胞培養液として世界の研究者に広く知られているDMEM/F12(1:1)培養液を部分改良した改変DMEM/F12培養液(modified DMEM/F12 medium) とiPS細胞の増殖に必要な細胞成長因子等を含む添加剤(SUBSER-ESrP)で構成されます。

この培養液と添加剤に含まれる成長因子などの全てのタンパク質成分は遺伝子組換え体として作製された高純度タンパク質で、血清や動物組織由来成分は全く含まれておりません。また、従来の無血清培養液や合成培養液に含まれていた毒物や劇物に指定される成分(メルカプトエタノールやバナジン酸等)を含んでいないため、培養液の保管管理や使用済み培養液の廃棄も簡単です。

 

【製品情報】

modified_DMEM_F12 製品番号:2010-05
製品名:modified DMEM/F12(1:1) 500ml/本
販売開始時期:2014年1月21日より
参考価格:5,900円/本


SUBSER-ESrP製品番号:2011
製品名:SUBSER-ESrP 5ml/本
販売開始時期:2014年1月21日より
参考価格:27,700円/本


CELRENA_medium製品番号:2008-05
製品名:CELRENA medium 500ml/本 + 5ml/本
販売開始時期:2014年1月21日より
参考価格:29,000円/本


【本製品の特徴】

  • modified DMEM/F12にSUBSER-ESrPを1%濃度に添加するだけで使用可能
  • 血清、細胞成長因子、フィーダー細胞等は不要
  • フィーダー細胞上で培養維持されたiPS細胞の無フィーダー/無血清培養への移行が容易
  • 無フィーダー/無血清培養条件で20継代以上の長期間培養が可能
  • 培養液、添加剤および関連試薬は全てiPS細胞を用いて品質管理を実施
  • 今後発売予定の合成細胞接着因子と遺伝子組換え細胞分散試薬を本製品と合わせて使用する事で、iPS細胞の完全Xeno-free培養が可能

 

【その他関連情報】

  • iPS細胞の継代培養に必要な細胞分散試薬と合成細胞接着因子は近日発売予定
  • 皮膚線維芽細胞の無血清培養が可能な完全合成培養液「HFDM-1(-)」(コード番号:2101P10)はiPS細胞の樹立に利用可能

※ 本製品を使用した培養結果及び培養プロトコルは弊社HPの製品紹介ページよりダウンロード頂く事ができます
(URL:http://cstimedia.com/product/)

 

【iPS細胞関連製品】

品名 内容 容量・包装 参考価格

modifiedDMEM/F12

ヒトiPS細胞用基礎培養液
500ml(P) 5,900円

SUBSER-ESrP

ヒトiPS細胞用培養液添加剤
5ml(P) 25,400円

CELRENA medium

ヒトiPS細胞用基礎培養液・培養液添加剤セット
500ml(P)
5ml(P)x1本
29,000円

コーティング用試薬

近日販売予定

細胞分散用試薬

近日販売予定

 

販売元: フナコシ株式会社
お問い合わせ先: 株式会社細胞科学研究所 技術開発課

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今後ともお客様にご満足いただける製品をお届けするよう尽力してまいりますので、細胞科学研究所の商品をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

以上

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