細胞科学研究所では、高度な動物細胞培養技術を用いて独自の高性能無血清培養液の製品開発を行っています。これらの技術は外部研究機関からも高く評価されており、共同研究開発や公的な共同研究事業にも数多く参画しています。
基礎研究分野はもとより、近年めざましい発展を遂げている再生医療分野や医薬品生産において重要性を増している細胞培養技術の支援や高性能な無血清培養液を供給することで社会に貢献することを目指しています。
第4のがん治療法「免疫細胞療法」に用いられる無血清培養液、医療に用いられる線維芽細胞用の無血清培養液の改良・新規開発をおこなっています。
再生医療の主役となりうるiPS細胞(人工多能性幹細胞)およびMSCs(間葉系幹細胞)の培養に用いられる無血清培養液を開発しています。
ワクチン生産、医療用タンパク質生産は細胞培養を用いての生産が主流になりつつあります。これら医薬品生産での使用を目指した無血清培養液を開発しています。
「高機能化細胞増殖因子を用いたヒトiPS細胞用の無血清培養液の開発」(平成24年度~平成26年度)
経済産業省関東経済産業局・地域イノベーション創出研究開発事業「重症急性腎不全の生命予後を改善するバイオ人工尿細管デバイスの開発」(平成20年度~平成21年度)